アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
姉と弟、義兄と恋人 04
-
結局光さんは俺に抱き締められて逃げられずそのまま寝てしまい、昼に起こされた。
起こされた、というよりカメラのシャッター音で目が覚めた。
目を開けると颯斗さんが入り口に立ってスマホを向けていた。
「んー…颯斗さんおはよ…。今写真撮ったどぉ…?」
「おはよう。うん、もちろん撮ったばい」
「俺にも送っとってぇ…ふぁ〜」
「了解」
「光さん起こしたら行くけん先に行っとって」
「おう」
そう返事をして颯斗さんはドアを静かに閉めて出て行った。
あー眠い…。
光さんはというと、俺の腕の中でスヤスヤと気持ち良さそうに眠っている。
しかも、ギュッと俺の胸元の服を掴んでいるからすっごく可愛い。
「ひーかさん」
ツンツンと頬を突くと「ふふ」と笑った。
ずっとこのままでいたいなあ。
でも起こさないと夜眠れなくなるんだよな。
起こすか。
「ひかさん起きて。昼ご飯出来たって」
背中をトントンと軽く叩くと、光さんはゆっくり目を開けた。
「ふふ。いろぉ」
光さんはギューッと抱きつき、顔を俺の胸に擦り付けてくる光さんに、俺は色々とやばかった。
夜ならいいのになあ。そしたら誰も部屋に近づかないのに!
悶々としながら光さんを抱きしめ、頭を撫でた。
「甘えたな光さん可愛いね。今から食べていい?」
そう言って腰を撫でると、光さんは勢いよく離れた。
「だ、駄目!ここでは駄目!」
「起こすとき以外誰もこの部屋開けないよ?」
鍵も締められるし、と言うと光さんは「そもそも準備が…」と暗い顔をした。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
173 / 197