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一つ一つ9
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この間のような失敗は避けたい。
すぐにスイッチを切ってバイブを抜く。
そして、肩で激しく呼吸をしている優流に覆いかぶさってみる。
「ねぇ、優流?」
「どう、したの?」
「今日は、俺が優流に抱きついて寝てもいい?」
大分驚いたらしい。
優流は目を見開いてガバッと起きた。
お陰で優流の額は俺の鼻を強打した。
あ、なんかツーっとしてる。
これあれだ。
鼻血が出てる気がして触ってみるけど何も無かった的な。
これに何回騙されたか…
でもたまに本当に出てるからなぁ…
恐る恐る鼻を抑えていた手のひらを見るが何もついてない。
「ご、ごめんなさい!ビックリして…大丈夫?」
「大…丈夫だけど、なんで驚くのさ。俺だってたまには誰かに甘えたいときだってあるよ。」
「どうしたの?嫌なことあったの?」
心底心配そうに見てくれる目が好きだ。
そっと抱き寄せて優流のサラサラとした髪に触れる。
「特に何も無いよ。俺が優流に触れていたいだけ。」
「…そっか。うん。いいよ。沢山俺に甘えて?」
顔を合わせるとどこからとも無くキスが始まる。
本当に甘ったるい。
胸焼けしそうなのに嫌いになれない。
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