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再Ⅴ
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「ん…。」
腕を伸ばそうとして、何か温いもんに当たった。
―え?
なん…やろか
ソッと薄目を開けて見てみた。
―上半身裸のゴツい男。
「うわっ!?」
思わず飛び起きた。
…な、なんで、伊佐木がオレの部屋で寝てるねん?
昨日、一緒に飲んで。
それから…
―もしかして。また、ヤラカシたんかいな?
いつぞやのデジャブに、頭を抱えたけど。
一応、お互いパンツは穿いとるからセーフっぽい。
とりあえず、水飲んで
それから、なにげに壁の時計を見たオレは、ギョっとなった。
―うわっ!?
もうこんな時間や!
「おい!起きろっ!!」
剥き出しの肩を遠慮なしに揺すると、伊佐木はモソモソ動き出した。
「んー。もう朝か?」
まだ眠そうな顔に、脱ぎ散らしてあったシャツを押し付けた。
「悪いけど、出掛けなならん時間やねん。5分で支度してくれるか。」
「おー、分かった。ちょっと洗面所、貸してくれ。」
「ええで。」
オレもダッシュで着替えて、キッチンのシンクで顔を洗ろとったら、後ろからタオルが渡された。
「おおきに。」
「ボチボチ出れるぞ。」
「何やねん、それ。」
変な関西弁に笑いながら、拾ったカバンを手にドアを閉めた。
「忘れ物、無いか?」
「スマホに財布にパンツ。バッチリOK。」
「パンツは忘れんやろ。」
「いや、たま~に…」
「分かったから。みなまで言うな。」
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