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それから。
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それからというもの、僕らは休みが来る度に一緒に遊んでいた。
今日もいつものように公園で遊んでいると、
「なぁ、真空ん家ってどこら辺なんだ?」
「えっ…?僕の家…?えっと…なんで?」
「なんか、真空ん家って全然想像つかないから、ちょっと行ってみたくなった。だけ…い、言いたくないなら別に無理しなくてもいいからな!?」
「あ、いや、無理じゃないんだけど…どういったらいいのか…」
「今度遊びに行ってもいいか…?」
「んー…家の人に聞いてみるね…!」
僕は彼が急に言い出したから、とてもびっくりした。
家に来るのはいいとしても、
僕が買われた事を知らない彼に、どう説明したらいいのか、全然検討がつかなかった。
彼と解散して、僕は急いで主に相談した。
「──ってなわけでして……」
「え?彼氏さんうち来るの?全然いいよ?僕もう医者してないし何時でもばっち来いだよ?」
「まっ、まだ彼氏じゃない!!……じゃなくて、僕穂ノ尾くんに買われた事言ってないから…なんて言ったらいいのか…その…打ち明けたら嫌われそうで…」
「うーん……それは言ってみないとわからないなぁ…でも、その子がそんな差別なんかする子かどうかは、真空がよく知ってるんじゃない?」
「穂ノ尾くんは………しない。みんな一緒に、って感じの人…」
「うん、だったら変に隠さず言った方がいいんじゃないかな…?僕はそう思うよ。」
「わかった、ありがとう…!」
僕は次の日学校で、穂ノ尾くんに何時でも家に来ていいそうだ、という事と、自分が買われた事を話した。
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