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帰宅
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「はぁ…っ、はぁ、しんどっ…」
走りまくって家に着いた。
何でこんなに急いで帰ったんだろ。
「はぁ、は…っ、うぇ?!」
息を整えていたら、いきなり佐野に抱きかかえられた。
「ちょ、はなしっ、て!」
バタバタと暴れてみるも、佐野は平然とした顔で俺を抱える。
……男が男に抱きかかえられるなんて…っ
ドサッと俺の部屋のベッドに降ろされる。
「頭、顔、大丈夫?」
「え、うん…」
佐野は俺の顔に触れ、何かを確かめる。
「うん、熱持ってる感じもないから大丈夫かな。よかった」
「…佐野心配しすぎ。俺男だしそんなにか弱くないって…はは、おもしろ…っ」
「とりあえず着替えて寝ててよ、今日は俺がご飯作るから」
「俺は熱出た人じゃないんですけどー。まあいっか、佐野のご飯食べてみたいし」
「じゃあ、作るから待ってて。できたら呼ぶけど降りてこれる?」
「もちろん」
佐野は安心したように笑って、部屋を出た。
「さて、お言葉に甘えて着替えるか」
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