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やりたいこと。
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ぱくぱくと料理を食べ終わって、お腹いっぱいになると眠たくなってきた。
何かしようにもすることないから暇だ。
「仁さん、本とかないんですか」
「本?何が読みたい?」
「……経営関係の本とか…」
「なに?お店でも出すの?」
「仁さんには関係ないです」
仁さんは腑に落ちないという表情をしながら、ケータイで連絡を取った。
たぶん、外にいる人に買ってきてもらうんだと思う。
「頼んだからもう少し待ってて。で、なんで経営?」
「言う必要ありますか」
「そりゃあ気になるからねー」
「教えません」
「なにそれー。教えないなら襲うよ?」
「襲わない約束でしょ」
経営に興味があるのは、母さんの仕事を手伝いたいから。
そんなこと、和也にも言ったことないのになんで仁さんに言わなきゃなんないんだよ。
しばらくしたらスーツの人が入ってきて、本を5冊ほど置いていった。
その中から興味のある物を取って読み出す。
すると、仁さんは暇なのか俺の周りをぐるぐるしだす。
「なに?」
「真剣な顔な綾くん可愛いなぁと」
「……」
意味わからん。
無視を決め込んで完全無視した。
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