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遊園地
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「「運転見合わせ…??」」
ジェットコースター乗り場に行けば、急遽点検のために運転を中止しますと書かれた張り紙があった。
「うそぉ」
「まあ、5回くらい乗っただろ?なんか違うのにしよう」
「うーん」
違うのと言っても。
この遊園地はそこまで大きいわけではないし、対象年齢が全般になっているから半分が子供用で半分が大人向けになってる。
だから、もうほとんど乗りつくしたわけで。
「なにがいいかなー」
「お土産でも見てくるか?」
「あ、いいね!クラスの子達に買ったほうがいいかも」
お土産ショップに行くと、美味しそうなものがずらずら並んでた。
ここのマスコットキャラのクッキーやチョコや、美味しそうなものがたくさん。
「和也、これみんなによくない?」
「うわ、なにそのキャラの顔。面白いじゃん」
「だよねっ」
「じゃあそれ買ってくるわ、綾都その辺で待ってて」
「はーい」
和也にマスコットキャラの変顔集と書かれたクッキーを渡して、もう少しその辺のものを見て回る。
あ、このキーホルダーは誰かが持ってたなぁ。
この人形和也そっくりだ!
これは昴と千尋に似てるかなぁ
なんて見てたら、横に人の気配がした。
「あのー」
「?」
振り向くと、20代前半くらいの男の人がいた。
「…」
なぜか黙ったまま口を開かない。
「な、なにか…?」
「…連れとはぐれて。迷ってしまったんですけど」
母さん、20代にして遊園地で迷子になる人を発見しました。
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