アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
生徒会の闇みたいな(*)
-
*****
「なぁ、ゆま」
『何?』
「俺の住んでるこのマンション手配したのお前だよな?」
『そうだよ。驚いただろ? 想い人の隣の部屋だなんて』
電話の向こうでクスクス笑うのが聞こえた。
「うん、驚いた。……由真ってさ、先輩のことどこまで知ってるの?」
『んー、表情を作ってることとか、家族と上手くいってないこととか、彩ちゃんとあまり仲良くないこととか?』
さすがにキスした時の様子までは知らないようで安心した。
「由真が俺を生徒会に誘ったり、部屋をこうやって手配したのは、俺のため?それとも先輩のため?」
『…少なくとも結生のためだけにはここまでしてやらねーな』
「本当に大切なんだね」
『おう。唯一のダチだ』
「瑠依先輩は?」
『あいつはなんか苦手。生徒会入るって知った時うわっってなったぐらい』
「なんで?」
『なんというか……本能的に…としかいえないけど、なんか怖いんだよ、アイツ』
「へぇ…」
『彩ちゃんもなんかヤダ』
「なんでまた」
『遥人が彩ちゃんといる時、いつもすっげぇビビってるんだよ』
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
36 / 284