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感覚
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「ん、デザートご馳走様でした」
「デザートなのね」
「ハーゲンダッ〇より何倍も甘くて、価値のあるデザートです」
「……」
「どうかしましたか?」
「いや、何でもない」
「そうですか。じゃあ、今日はこれで失礼します」
「うん。また明日」
*****
結生くんが出ていったのを見て、玄関でしゃがみこむ。
体の、熱がすごい。
あんな凄い触れ合いの後だ。誰でもこうなるだろう。
しかも、ご馳走様でしたと言った後のあの瞳。
俺を食べたいと言わんばかりの、熱く、深い闇をたたえていた。あんな目で見られて、何も思わないわけない。
早く、食べ尽くされたい。骨の髄までしゃぶり尽くされたい。
寝室に戻ると、鏡が目に付いた。
「キスマーク、すご…」
禁欲の日々で薄れていたキスマークはすべて上書きされ、さらに数が増やされてもいた。
「…っ……」
キスマークをなぞると、先程までの生々しい感触と、結生くんの体温が蘇る。
今なら、できるかもしれない。
ズボンを下げ、ろくに解しもせずにバイブを突き刺すと、僅かに、腰が揺れた。
スイッチをいれて最大にしても緩やかな快感しか得られない。
結生くんの感覚をさらにたぐる。
結生くんを思い出せば思い出すほど、快感が強くなる。
足りない…もっと…もっと欲しい。
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