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盗聴(*)
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部屋に戻り、ノートなどを開きながら、先輩の様子を盗聴していると、自慰を始めたらしく、機械的な振動音と、荒い息が聞こえてきた。
一昨日程ではないが、快感が得られないようだ。
ほんと、俺に従順な体になってきている。
可愛い。
『ゆう、くん』
一瞬呼ばれたのかと思った。
『ゆうくん……ゆうくん……ほしい…もっと、はげしく…』
どうやら、うわ言のように俺の名前を呼んでいるみたいだ。どんな顔してるのか見てみたい。きっと、色気あふれるエロい表情をしていることだろう。
しばらくこれが続いたかと思うと、急に機械音が止まった。
あきらめた、だろうか。
すると、ぐすっぐすっと、鼻をすする音がした。
え、泣いてる?
「結生くんに、迷惑…かけれないのに……熱が、逃げない…どうしよ……あれだけじゃ足りない……もっと欲しい。結生くんの太いので奥を、突きまくって欲しい…ダメだ……俺、我慢出来ないっ」
しばらくすると泣き声も話し声も消えて、穏やかな寝息が聞こえてきたので、恐らく泣きつかれて寝てしまったのだろう。
悪い事をしてると思う。先輩は俺から禁欲を徹底すれば踏み込んで来ないのは分かってた。でも、約2週間ぐらい、我慢できると思ってた。
まさか自慰もままならない体になっているなんて思わなかったし、俺の我慢が揺るぐとは思わなかった。
次のテストからは、やり方工夫して、先輩に我慢させずに1位をとろう。
それでこそ、由真の弟だろう。
あと少し、我慢してください。
テストが終わったら、その瞬間迎えに行って…甘く、激しく、深く、抱きますから。
苦しいと思うけど、頑張ってください。
…実を言うと、欲求不満になると先輩は俺の前ではすごい色香を放つが、逆に俺が見えないと、無駄に色気を醸し出さなくなるので、安心っちゃあ、安心なんです。
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