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自己紹介
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今日は時間に余裕を持って家を出た。
約30分ほどで学校に着いた。その頃には既に歩輝は学校に来ていた。
ガラガラっとドアを開けて、おはよーっ、と言いながら教室に入る。
歩輝は自分の机の周りに集まっている男子と楽しそうに話していた。海翔に気づくと歩輝は、わざわざ俺の方に来てくれた。
『おはよ海翔!さっきぶり!』
ガシッと方に腕を回され、髪の毛をくしゃくしゃされる。朝と同じ笑顔。この声、なんだか落ち着くなー。
そう思いながら
『くすぐってーよ、歩輝ー、』
笑いながら言う。
『なになに?なーなー歩輝ー、昨日の濡れシャツ君と知り合いなのか?あ、濡れシャツ君!おっはよー!』
『濡れシャツ君ってwwww ディスるなよお前w』
『なになに、濡れシャツ君がどーしたってー?w』
次々に俺と歩輝の周りに男子生徒が集まり始める。
やっぱ歩輝のコミュ力はすげーな。こいつらみんな歩輝の友達か、
((かっこいいし話しやすいしなー、そりゃすぐ友達なんて
作れちゃうよなー、))
そんな事を思いながらみんなと話していたら昨日、会ったことが無い男子生徒がガラッとドアを開けて入って来た。
青いパーカーにピアスに金髪。どーみても不良。
でもイケメンだ………。
『あっ、昨日休みだった人!初めまして!俺、柳田 海翔!1年間よろしくな!』
俺が明るく言うが彼は、まるで何もなかったかのように
俺をガン無視。そして自分の席に座ってしまった。
もう1度話しかけようとしたが彼はイヤホンをつけて目を閉じてしまい、完全に【話しかけるな】オーラ。
俺、彼の視界からシャットアウト。隣で歩輝が彼を睨んでいたのは気のせいか…?
するとすぐに担任の沢ちゃん先生が教室に入ってきた。
『おーっす、おはよう!じゃあみんな揃ったところで!
自己紹介すんぞー。出席番号順なー。はい、1番からよろしくーー、』
次々と自己紹介が終わっていく。
1番の人が言った流れでみんなは
《自分の名前》《入りたい部活》《好きなもの》《どんな1年にしたいか》。この4つを言っていった。
そして次。
さっき俺を完全シャットアウトしてくれた彼。彼は何て名前だ? 俺は不良くんをガン見。
『……影宮 蓮。』
名前だけ言うとガッとすぐに座った。
一瞬、周りの生徒がザワッとしたが睨まれるのが怖いらしく誰も思っていることを言わなかった。
みんなおそらく《なんで名前だけ?!》とか《え、それだけで終わり?!》とか思っていたに違いない。
俺の番号も回ってきて自己紹介を終わらせる。
無事、全員の顔と名前はわかった。まだ覚えられないけど。
さっきの不良くん、影宮 蓮って言うんだ。
なんかかっけぇ…名前と顔、合ってんな。
そんな事を考えているうちに掃除の時間。
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