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影宮くんの家
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その日、俺は午後練の後にさわちゃん先生にもらった影宮くんの家住所と地図を照らし合わせながら影宮くんの家に向かっていた。
((ここか…?))
その場所に着いたのは夕方の6:30。ずいぶん遅くなってしまった。玄関のインターホンを押す。数秒後、
かったるそうな返事がドアの奥から返ってくる。影宮くんがドアを開ける。
『あ、影宮くん!俺、俺! 柳田海……………』
ダンッッ!!!名前をいう前にドアが閉められた。
『何で俺の家にお前が来んだよ!?帰れよ!』
ドアの向こうで影宮くんが叫んだ。
『あ、いきなりごめん、先生に影宮くんの家の住所聞いて…話がしたくて来たんだけど…』
『…っな…!い、いいからもう帰れ』
『………わかった、でもまた明日来るからな!その次の日も来るからな!お前が学校に来てくれるまで毎日来るから!!!』
俺はそう言って影宮くんの家を後にした。これから毎日、ここに通いつめることになった。
次の日。
インターホンを押すが反応無し。
その次の日。
インターホンを押したが、うるせー、と追い返された。
またまた次の日。
インターホンを押す前に気配に気づいたらしく追い返された。
そんな事が2週間ほど続いた。
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