アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
file1-3
-
「…っくしゅ。」
僕が目を覚ましたのは見覚えのある、というか毎日見ている天井だった。
家に帰ってきた…んだ。
「…あぁ。わかっているよおそ松兄さん。」
扉の向こうからカラ松兄さんの声が聞こえる。
それより、すっごく寒いんだけど!!
「トド松…起きたのか。」
「カラ松兄さん…?」
「ごめんな、お前を受け止めてやれなかったんだ。こんなに寒いのに釣り堀の中に落ちてしまったんだよトド松は。俺がちゃんとしてれば。」
あー悩み始めちゃったよぉー。
別にカラ松兄さん悪くないし…悪いの僕だし。
「カラ松兄さん。カラ松兄さんは悪くないんだから。ね?」
カラ松兄さんは何とも言えない悔しそうな顔をして、それからちょっと笑顔になって、
「ありがとな。トド松。」
そういった。
「ふふっ。カラ松兄さん、家まで運んでくれてありがとう。」
「なんだトド松いきなり…。」
「え?だめ?お礼したいなって。」
「問題ないさ。それより、brotherが怪我しなくてよかった。」
「うん、ありがとうカラ松兄さん。」
カラ松兄さんはいつものドヤ顔で、
「お前の笑顔、悪くないぜ。クッ…俺はお前がbrotherで嬉しいぞ。」
なんて言うから。
思わず笑っちゃったんだ。
多分、カラ松兄さんの痛いネタで笑ったのははじめてじゃないかな。
カラ松兄さんははじめての反応にちょっと動揺してたけど。
そんなところも可愛かった。
でも、僕はこの日の夜。
カラ松兄さんがあんな行動に出るなんて思いもしなかった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
4 / 25