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ごめん、ハルさん。
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「…っい゙、っ!」
寝ようとしたら、傷口をガーゼの上から押された。
消毒液がしみる。
「…それだけで満足するわけ無いだろう。
きちんと、細かく話せ。」
「…ってぇな、なにそんなムキになってんだよ。」
「お前のすべては俺のものだ。
俺には知る権利がある。」
「言ったはずだ。
俺はお前の思い通りにはなんねぇ。」
「なら____
言うことを聞かせるしかない、な!」
そんな事を言いながら、京は俺をベッドに押し倒した。
「…はっ、やっぱりヤる気マンマンじゃねーか。」
「お前が望んだんだろう?」
「…それもそーだな。」
「…なんだ。
今日は随分と素直じゃないか。」
「…まぁな。」
自分の存在を疑う毎日より
誰かの体温を感じることで、
俺が生きているということを実感できる方がいい。
ごめん、ハルさん。
俺、コイツでもいいやって
京でもいいやって、思っちまった。
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