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さっさと抱けよ
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「…気に食わないな。」
「…ああ?
ごちゃごちゃ言ってねぇで…」
俺は京の顔へ俺の顔を寄せ、こう言った。
「___さっさと抱けよ、京」
俺から誘うのは、初めて。
きっと、俺の中で何かが吹っ切れたんだろう。
ハルさんも
親も
俺にとっては、同じ存在になっちまったって気付いたから。
両者とも俺を捨てて、俺はまた独り。
べつに、独りでもいい。
もう、慣れた。
「お前から誘われるなんて光栄だな。
…仕方ない、抱いてやるよ。」
「んむぅっ!?」
とたんに、噛みつくようなキスが俺を襲う。
舌は生き物のように俺の口の中を動き回り、息もできないくらいに俺をかき乱す。
「んっ…む、んんっ…っんぅ、っ…!」
ジュル、ピチャ、と唾液音が部屋に響く。
さっき公園で不覚にも欲情してしまった俺のモノは、あっさりと勃ちあがった。
「っはぁ…、キスだけでこんなになるなんて、
お前、ここ数日で随分と淫乱になったもんだな。」
「全部テメェのおかげだ、ばーか…っ」
「は、そうかもな。」
「いいから、っはやく…!
欲しいんだよ、さっさとしろ…っ!」
「急かすなよ。
まずは愛撫が先だろう?」
「なっ…!
てめぇ、いつもはそんなことお構いなしに突っ込むくせに…っ!」
「挿れろと言われると挿れたくなくなるもんだろ。」
「おまえっ…ひねくれ、すぎっ…!」
京は俺の皮膚を這うように手を伝わせ、
あらゆる部分にゆっくりと、しつこく刺激を与えていった。
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