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カーテンから差し込む光に起こされて、寝ぼけながら布団の中をまさぐるも、狭いベットのシーツは右も左もひんやりしていて、俺は慌てて起き上がった。
「雅......?」
部屋を見渡しても人影はなく、昨夜の情事は幸せな夢だったのではないかとドキッとした。が、幸いにもそれは杞憂で。
「あ、おはよ」
シャワーを浴びていたらしい雅が、滴る髪をタオルで拭きながらバスルームから出てきた。
「どうしたの、変な顔して。嫌な夢でも見たの?」
ベッドに腰かけて顔を覗き混んでくる。その表情はとても柔らかで、見たことないくらい自然な笑顔だった。
「目が覚めて雅がいねぇから、昨日のことは夢だったのかと思った」
「あはは」
雅は可笑しそうに笑うと、俺にぎゅっと抱きついてきた。
「彰吾、好きだよ」
しっとりと濡れた髪が顔に触れる。俺と同じシャンプーの匂いが香ってきて、それだけで誘われてる気分になってしまう。
「俺には彰吾しかいないんだから......」
吐息のように耳元でそう囁かれ、ぬるっとした舌先が耳の中に入ってきた。
「っ......雅、ちゃん」
ムクムクと下半身が熱くなるのがわかる。耳の輪郭を舐められて、耳たぶを唇で愛撫されながら、布団の中に手が入ってくる。
「ね......これ、朝勃ち?それとも、俺の愛撫で感じてくれたの?」
ジャージのズボン越しに先端を撫でながら、欲に濡れた黒い瞳が俺を覗き込む。
「俺、雅ちゃんの存在だけで勃起すんだよね......」
「ほんと?嬉しいな......」
気づいた頃には布団ははだけ、ズボンからガチガチになった性器を取り出されていた。
「彰吾......大好き」
雅の小さな形の良い唇が先端を咥える。好き、大好き、と呟きながら俺のモノを咥える姿に、俺はまた夢でも見てるんじゃないだろうかと思えた。
手が届くはずもなかった女王様が、一度俺を認めてしまうと途端に素直になって、いじらしいほど可愛くて堪らなかった。心から笑えばどんなに美しいだろうかと思ってきたが、美しいなんてものじゃなかった。俺のモノを舐めながら笑む姿は、綺麗で、可愛くて、エロくて、こんな人がいるということが奇跡みたいだった。
「やば......っ、も、出そう」
「ン......ちょうだい、彰吾の精液......ずっとずっと、俺の頭おかしくさせて......」
先端を吸われながら根本を扱かれれば、あっけなく果ててしまう。それを喉をならしながら飲み干すと、雅が言った。
「っ、は......彰吾、大好き」
口から雄の臭いをさせて微笑んだ。
ダメだ。
昨夜もしたけど、もうバイト遅刻確定だけど。
「雅ちゃん、抱かせて......」
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