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「遅い〜…って、何その子。」
扉を開けるとむっとした顔の美咲はよつばを見てきょとんとした顔になる。
「だから、さっき言った子ども。」
「ふーん?随分と懐いてるね〜、てかこの髪は地毛…ではないか。名前は?」
美咲は毛先にいくにつれて黒くなっているハチミツ色の髪を指で梳く。
「よつばだ。苗字はわからない。あと、さっきまで魘されてたから首に傷が出来てるかもしれない、頼む。」
「ん、了解。とりあえず診察はするけどちょっと話してみたいから今日泊まっていい?」
「あぁ、いつもの客室使ってくれ。」
話しながら寝室へ向かい、ベッドによつばを寝かせると美咲が手際よく診察を始める。
「うわ…これは、想像以上だな。」
大量の傷痕を見た美咲が深刻そうに呟き背中も確認しようとよつばの肩を掴んだ時
「、っ!!…!?」
小さな身体がびくっと震えてよつばが目を覚ました。
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