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21 よつばside
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櫻さん僕の髪をシャワーで濡らしていく。
少し癖のある家族には1人もいない金色のそれ。
お母さんは僕の髪や目、肌の色が嫌いみたい。
だから髪は黒に染められていたし、着ていた服はほとんど長袖長ズボン。
目の色はどうにもできなくて文句を言われるからいつも下を向いてた。
そんなことを思い出しながら髪を洗われていると体を洗うからタオルを外せって言われる。
櫻さんの身体は筋肉が付いててすごくかっこいいし肌もすべすべ。
でも僕は骨と皮ばっかりでひょろひょろだし傷だらけ。
なんだか恥ずかしくてもじもじしながらタオルを外す。
「…まじか。」
タオルを外すと櫻さんのびっくりしたお声が聞こえてくる。
僕がひょろひょろすぎてびっくりしちゃった?
それとも傷だらけだから?
心配になって櫻さんを見上げると、櫻さんは僕のおちんちんを見ててとっても恥ずかしくなる。
な、なんでそんなところ見てるの…?
「お前男だったの?」
え?
ちょっと!僕は男の子だよ!ちゃんとおちんちん付いてるもん!
すごくびっくりした顔をしてそんな事言う櫻さんを初めて恨めしく思う。
櫻さんは大人だから背だって高いし筋肉もついてるんだもん。
僕だって大人になったら櫻さんみたいかっこよくなるんだから!
…なれる、よね?
ほっぺを膨らまして櫻さんを睨むと少しだけ気まずそうなお顔をしてから僕の体を洗ってくれた。
本当は少し怒ってたけど僕の体をあわあわにしてくれたから怒ってた気持ちはどこかに行っちゃった。
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