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作りかけていた真っ黒に焦げた卵を捨てる
朝ごはん、なんて…俺の作ったものなんていらないだろう
そんなもの、口にしたくないだろう
「ルイ…ス…ルイスくん、今日からどうする?」
「え…」
「もう、俺の家になんていれないだろ?」
「え…」
ルイの顔がみるみる歪んでいく
昨日の俺みたい
なわけないのに、ルイの中に俺の熱を探してしまう
残っていないだろうか
俺の気持ち
「ぼっ…僕、出て行かないといけない…って事ですか…?」
「そうなるね」
出て行かないでほしい
君とまだ、一緒にいたかった
「もっ…もう僕はいらない…ですか?」
「…そうだね」
ほしいよ
君が欲しい
めちゃくちゃにして俺だけにして
「もう…好き…じゃない…ですか…?」
「うん」
好き
だけど、君にはこんな重い気持ちはいらないでしょ
俺の“好き”なんてものより、他のが欲しいんでしょ
いいよ
ルイが幸せになるならそれで
構わない
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