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シュン☆ライ~デート編 ①
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「よし、じゃあ夕飯まで自由行動だ。
出歩いても構わないが、下らない事やるんじゃねぇぞ。高校球児、ってだけで世間のハードルは高くなってんだからよ!」
轟監督が言った。
オレ達、薬師高校野球部の2年生は、
G県の温泉地に来ている。
秋の大会では惜しくも決勝戦で青道高校に敗れ、
目の前でセンバツの切符を持っていかれた。
その後、神宮大会にも出場したおかげで、
2年生は修学旅行に行けなくて……。
気の毒に思ってくれたOB達が、学校側に掛け合ってくれて、特例として、この温泉地での一泊旅行を
企画してくれた。
……とは言っても、予算の都合で2年生のみ、だけど。しかも土日だから、授業が潰れる訳でもなく…
ま、野球の練習は休みになるけど。
夕飯まで自由、か……
監督と散歩でも行きたいな……
じーっと監督を見つめると、目と目が合って…
監督の頬が少し赤く染まって目を逸らされた。
……多分、オレと同じ事を考えてくれている。
と、思う。
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