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〃 ⑦
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「何が可笑しいんだ?」
クスクスと笑うオレを見て、監督が訝しげに聞く。
「だって、監督……オレの胸で泣け、って………
クサいっス……」
照れ隠しもあって、ヒドイ事を言うオレに、
監督はニヤッと笑って、
「そうかぁ?……オレの昔の口説き文句だったんだけどよ」
と、言う。
なに?聞き捨てならない!
「え?監督、それって、いつ、誰に?」
「ハハハ。さぁて、覚えてねーなぁ……さ、戻るぞ」
そう言いながら席を立つ監督を追い掛けながら、
オレが言う。
「監督!そのハナシ、詳しく教えて下さい!
……今晩、聞きに行きますから!」
「あー?今晩だぁ?」
「そうです!泊まりなんですから!」
泊まり、と言ったオレの言葉に監督が「ぐっ」と
言葉を詰まらせる。
「そうですよ。泊まり、ですもんね!
監督の部屋に遊びに行って良いスよね♪」
「……勝手にしろ」
監督が横を向いて小さく言う。
お?この反応……今晩、期待して、いい、かも?
「そうだ、泊まりなんだ!よし!」
「デカイ声 出すな!行くぞ」
監督の背中が照れてる。
その背中を追って2人で肩を並べて宿へ戻った……
おしまい
お泊まり編につづく?!
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