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よんじゅうきゅう
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…
あのあと俺は風呂に入り、兄の精液を掻き出した。
そのまま自分のへやに行く。
スマホを見ると、他校の友達やら何やらからの通知が目に入る。
どうせ遊ぼとかだろーな
前までは毎日遊んでいたが、今はあまり遊びたくない。
俺はその通知を無視して、ベッドに入った。
────────────
「おはよー、由紀ちゃーん」
教室に着くと九条がダラっと机によりかかって挨拶してきた。
文化祭が終わり、クラスはダラっとなっている。
ちなみに俺もそんな感じ。
「由紀くん、おはよ」
「ん、はよ」
席に着くと、井上も挨拶してきた。
井上も同様にだらけている。
「お前らー席つけー」
教室に先生が入ってきた。
先生もどこかダルそうな顔をしている。
あー、だるいだるい、だるい、だ、るい、だ…
…
「んっ…」
目が覚めると、そこは保健室。
「お前貧血らしいぞ」
「うわ、びっくりした、山田いたんだ…」
突然上から聞こえてきた声にびっくりする。
山田はベッドの横の椅子に座っている。
「なんでお前、ここにいんの」
俺が山田にそう言うと
「今みんなで交代しながらお前のこと見てやってんだよ」
「いや別に見なくてもいいんだけど」
みんなで交代しながら俺のこと見てるってこえーよ
「やまだーーー!交代の時間だーー!」
ガララッと大きな音を立て、保健室のドアが開く。
そこにはいつものテンションの九条。
「あれ、由紀ちゃん。起きたんだ。」
「おう」
俺が九条の言葉に答えると、九条は悔しそうな顔をしてため息を吐いた。
「くそ~、これで由紀ちゃんの看病をするという名のサボりが出来なくなった~」
「なんだそれ、ふざけんな」
俺が九条の失礼な言葉に突っ込む。
「よし、起きた由紀も九条も教室帰ろーぜ」
山田がそう言って立ち上がると、九条が「はーい」
と悲しそうに返事をした。
俺もベッドから立ち上がる。
貧血か…
昨日も兄のせいであんまし寝てねーからな
そんなこんな思いながら、教室の俺も戻った。
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