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冬真side
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翔は凄く不思議そうな顔をして出て行った
翔の過去については、話さない
きっと翔自身、自分の口から話したいはずだ
それに俺が勝手に話していい話じゃない
俺は一度大きく息を吸った
よしっ!
竜「で、話とはなんだ?」
生徒会役員は翔が好きなのが見てるだけで分かる
でも、これから先翔に何かあってからじゃ遅いからな
冬「時間もないので早速話します。生徒会の皆さんは翔の事が好きですよね?」
竜「あぁ」
雅「もちろんです」
雨「好きだよ!」
雪「コク」
冬「そんな皆さんにお願いがあります。翔はあなたたちの事を信頼しています。それは幼馴染みの俺が見てすぐに分かりました。なので、何があっても翔を裏切らないで下さい。翔を信じ続けてあげて下さい。」
竜「あんまり意味が分からないんだが」
冬「そうだと思います。昔、翔に何があったのかとか詳しくは言えないんです。俺にはこんなことしか言えないんです。だから、皆さんにとったら意味の分からない話だと思います。でも、翔自身必ずあなた達には伝えないとって思ってると思うんです。待ってあげて下さい。何があっても翔を信じて待ち続けてあげて下さい。お願いします」
生徒会「………」
竜「……俺は…俺は翔が好きだ。何があっても翔を信じると決めている。色彩と言ったか?色彩に言われなくても俺は翔を信じてる。大丈夫だ。何かあっても俺は翔から離れない。好きだからな」
雅「どんな話をするかと思ったらそんなことですか。色彩君、私も翔が好きです。初めて会った時は、だらしない人だと思いました。こんな人が生徒会役員として仕事をこなしていけるのかとか色々と疑問に思ってました。けど、翔と関わっていくうちに翔のことを知りました。話し方は語尾を伸ばしてだらしなさそうですが、根は真面目で人の気持ちに人一倍敏感な方でした。それに、翔に言われたんです。副会長は凄いね。俺はどんなに頑張っても副会長みたいにはなれない。副会長が普通にこなしてることを俺はどう頑張っても無理だよ。人前であんなに綺麗な言葉遣いもできないし、何より俺たち生徒会役員と仕事量比べても倍はしてるくれてるのに弱音吐かないでやり遂げてる。俺は副会長を心から尊敬してる。って言われたんです。私は確かに他の役員に比べたら少し多い量をこなしてます。けど、そのことは誰にも伝えず黙っていました。のに、翔はそれを知っていました。人のことを…いや、一人一人をちゃんと見てるんだと思います。…私はそんな翔が好きです。大好きなんです。ですから、私も翔を信じて待ち続けますよ。何があっても翔を好きなのに変わりありませんから」
会長も副会長もちゃんとお前のこと見てくれてるぞ、翔
5年離れてたけど、いい人と知り合ったじゃないか
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