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翔side
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俺は目を閉じ深呼吸をして目を開けた
翔「今から俺の過去にあったことを話す。俺には両親がいない。小川 蜜……こいつのせいで俺の父さんや母さんは死んだ。俺の眼の前で…」
〜回想〜
5月27日、俺は滝咲慎二と谷口舞の2人の子どもとして産まれた
父さんも母さんも俺のことをこれでもかってくらい可愛がってくれた
愛情を注いでくれた
俺が小学校に入学する年になった
俺は小学校に入学するのが楽しみで仕方がなかった
友達をたくさん作って父さんや母さんに友達とどんな遊びをしたとか友達にこんな子が居るだって話したくてワクワクしていた
そして入学した次の日
俺にはたくさんの友達ができた
鬼ごっこや隠れんぼ色んなことをして遊んぶ日々
すごく楽しくかった
俺は家に帰るとすぐに父さんと母さんに学校の出来事を話していた
父さんと母さんはいつも俺の話を楽しそうに聞いてくれた
でも、突然そんな楽しい日々がなくなった
俺が2年生になって1ヶ月が経った時
俺はその日寝坊をした
俺が学校についたのは1時間目が終わった時だった
担任の先生に遅刻をした理由を話して俺は教室に行って、いつものように扉を開けた
翔「おはよう」
ん?おかしいな
いつもなら誰かしら返してくれるのに
あ、遅刻してきたからみんな驚いたんだな
休みだと思ってたやつがいきなり来たらそりゃ驚くよな
翔「今日寝坊したんだ。起きたらびっくりしたよー!ってか、みんなどうしたんだよw俺の方そんなに見たりしt」
「どうしたんだよ?お前本気で言ってんのかよ。ふざけんじゃねー」
「そうだ!俺たちのこと友達とも思ってもねーくせに!そりゃそうだよな!頭が良くてスポーツ万能、しかも金持ちの家に生まれたお前からしたら俺たちなんて…!」
「いつも俺たちに優しく接してくれてたのは同情だったんだろ!お前らはかわいそうだなって言う」
いきなり過ぎて意味が分からない
何があった?俺がみんなのことを友達と思ってない?
優しくしていたのは同情?
なんでそんなことになってんだ
「お前訳わかんねーって顔してるな」
翔「みんないきなりどうしたんだよ。俺何かした?」
「お前嘘つくのも得意なんだな」
翔「嘘つくってどういうことn」
「どうもこうもねーよ!お前昨日、日直だったよな‼︎日直ってことはお前が昨日最後に教室の鍵を閉めて帰ったってことになるよな!」
翔「そうだよ。ちゃんと黒板も綺麗に消して窓も全部閉めてみんなの机も揃えてから鍵を閉めたよ」
「お前よくそんな易々と嘘つけるよな」
「そうだそうだ!こんなもの残しとてよく言えるな」
そいつは俺の目の前に1枚の紙を出してきた
そこにはみんなの悪口が書かれていた
「お前俺に勉強教えてくれてた時、なんでこんなことも分からない馬鹿に俺の時間を割かないといけないんだって思ってたんだな」
「私と話してる時なんてうるさいって思ってたのね」
「運動が苦手な僕をいつもチームに入れてくれてたのは、苦手な僕が入っても勝てるって僕を使ってみんなに見せびらかしたかっただけだったんだね」
翔「本当に待ってくれ。俺はこの紙なんて知らない。こんなこと書いてない。もちろん、みんなのことは友達だと思ってるし、そんなこと思ったこともないよ。俺はただみんなt」
「みんなと仲良くしたかったって言いたいの?今更何言ってんの?みんなお前のせいで傷ついてんだよ!お前だけ被害者ぶるなよ」
翔「俺は!」
「うるせーよ!お前なんて友達じゃねー」
「2年生になってクラス替えしてこのクラス好きだったのになー。なんでこのクラスにお前が居るんだよ。お前さえいなかったらこのクラスマジ最高なんだけど」
俺は教室を飛び出した
なんでこうなった
何があった
訳わらねー
ハァーハァーハァー……
気付くと俺は家のベッドの上で横になっていた
母さんに聞くと俺は学校で倒れていたそうだ
熱はなかったが俺が起きそうになかったから家に連れて帰ってくれたらしい
それから母さんに凄く心配されたが大丈夫だよと言って母さんや父さんに学校であったことは話さなかった
その日から俺は父さんと母さんに毎日嘘の学校の出来事を話した
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