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「じゃ、今度店休みのとき空けとけよ。」
言いながら、俺の服を剥ぎ取っていくヨウ。本当こいつ器用だと思う。
「わかっ……ん、ふ……」
遮られて、性急にキスを受ければ、もう他のことなんて考える余裕は無くなる。ヨウの首に腕をまわし、必死でしがみついた。
唇が離れて、すこし寂しくなる。責めるようにヨウの顔を見上げれば、クスリと笑われた。
ケツに手が回ってきたかと思うと、突然の浮遊感がやってくる。
「…え、何!」
「ベットまで行こうと思って。」
「普通にそう言えよ…なんでこんなガキ扱い…!」
「離れたくなさそうだったから。」
確かに離れたくなかったけども。すげぇ密着しちゃってるけども!
抱きしめられたと思ったら、ヨウは俺のことを抱っこしたのだ。小さい子供がされるそれに、なんだかとても恥ずかしくなってくる。
俺よりもヨウの方が身長が高いせいで、この構図がしっくりきてるのご無性に腹立つ…
何か仕返ししてやろう。
そう思って目に付いたのは耳だった。ふふ…後悔するがいい……
フーッ
強すぎず弱すぎず、一番ゾワッとする強さでヨウの耳に息を吹きかけた。
どうだ!!…………あれ?
ヨウはピクッと動いたものの、大して動じていない。…弱すぎたか?
もう一度、さっきよりすこし強く息を吹きかけてみる。
…やっぱり効いてない…!なんでだよ……。
「…荒太。可愛いけどさ、俺にそんなことしていーの?」
「可愛くないって言ってんだろ!……え?」
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