アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
⑦
-
「柊!?」
「さ…わる…な!」
びくりと固まる透を見て安堵する。
触るな、お願いだから。
落ち着いてから涙が出そうなのを我慢して花を片付ける。
その間も、透は動かなかった。
「…それ、花吐き病?」
「知ってんのか…」
「うん…まぁ…」
「そうか」
「相手…聞いてもいい?」
「聞いてどうすんだよ…」
「…教えてよ」
いつになく弱々しい透の声に戸惑う。
そんなものを聞いて何になる?
透には、何も出来ないのに。
「透にはかんけ…」
「関係あるよ!俺は…俺が…相手なら良いのに…」
「…はぁ?」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
7 / 10