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トランプ島国
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今スペードの国がハートの国を狙っているという情報が入ってきた。
スペードの国は攻撃的でハートの国は友好的。
どちらにダイヤの国やクローバーの国が味方につくか分かるだろう。
スペードの国の目的は全ての国々を味方におくこと。
そのためハートの国を狙ってるのだ。
「しかし手こずったな。まぁ俺の【眠り姫】でなんとか出来たしいいか」
ベッドで眠っているのは、ハートの国のクイーン菊だ。
【眠り姫】とはアーサーが使える力だ。
それぞれの国の王達三人は力を使える。
「ん…ここは…」
「気付いたか」
動こうとするが後ろに拘束されてる鎖の音しか聞こえない。
「アーサーさん!?…これは?」
首輪を着けられているが鎖はない。
「ああ 、それは力を使えなくする首輪だ。スペードマークも付いてるからな」
「そ、んな…外してください!何する気ですか!」
「そんなの分かるだろ」
顎を掴み、顔を向かせる。
「お前の情報収集だ」
菊は驚いた。
ハートの国の情報収集ならわかるが自分の情報収集なんて。
すぐに菊はアーサーを睨んだ。
「なんで私なんですか。それに教えません」
「簡単に教える奴がどこに…ってあのパスタ野郎がいたな」
可笑しそうに笑っているが、菊は表情を変えない。
「お前を狙う理由はいろいろある。ハートの国の中でもお前は頭脳が良く、手先が器用な上に人付き合いがいい」
「そんな私を味方にすればスペードの国の力が増す、ということですか」
「ああ。あともう一つは鈍感なお前は気付かないだろうけど、誰よりも先にお前を奪う」
言ってることがわからない。
さっきと言ってることが変わらない。
それを察したのか付け加えた。
「お前は誰からも好かれてる。だからお前のすべてを俺のものにする。まず、体からな」
迫ってくるアーサーから逃げるように後ろに下がるが押し倒される。
「や、やめて下さい、アーサーさん…」
「今更逃げられてもな、可愛いやつ」
嫌がる菊にキスをしながら服の上から体をなぞるように触っていった。
舌を絡ませる音がする。
「ん、んぐ…ぁ、ふぁ…」
キスが終わるとぼんやりとした顔をする。
アーサーは口に媚薬を含んでいた。
「さぁて、じっくり楽しみながら話を聞くか」
そう言うと帯を緩め始めた。
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