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朝菊続き
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次の日
「アーサーさんのせいで見事に腰痛めましたよ。遺憾の意」
暗い表情でアーサーに目をやる。
そんな彼はニコニコしている。
「そう怒るなって。約束通りちゃんと世話するからな」
世話をしてくれるのは有り難いが、確認したいことがある。
「…変なことしませんよね?」
これを確かめずにはいられなかった。
手をだしてくる可能性が無いとはいえない。
「そんなこと約束したっけ?」
「してな…いえ、しました!しましたよ!」
「してないな。世話と同時にちゃんとヤるからな」
しまった。
そのことを約束してなかった。
「アーサーさんひどいです!もう知りません!」
「すまなかった!悪かったから!優しくしてやるから」
「…え?」
なんか違うような…
「手加減できてなかったからな」
待って…
「寝室まで運んでやるからな」
有無を言わさず菊を抱えると、歩き始めた。
予想は的中する。
「ちょっ、まだ朝ですよ!早いです」
「時間帯なんて関係ないだろ。ほーらベッドに行こうな」
今ベッドって言いましたよ!ベッドって!
そう心の中で叫ぶ。
「待って!待って下さい!降ろしてください!」
「ちょっ、暴れるな!落ちるぞ!」
バタバタと抵抗するが腰が悲鳴をあげる。
「だってベッドって言いましたよ!何するか丸分かりじゃないですか!」
「何って?」
「そ、れは…性、行為…」
顔を真っ赤にして答える。
すると意地悪を仕掛けた。
「もっと分かりやすく」
「え!?………セッ…」
「なんだ?」
「床を共にすることですよ!」
するとにっこり笑いかけた。
「よく言えたな。じゃあご褒美をやる」
そのご褒美いらない。
そう否定したいのにできない。
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