アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
長谷部×菊
-
「は、長谷部さん。ちょっといいですか?」
よろよろと襖を開け、振り返った長谷部は驚いた。
今にも倒れそうで思わず駆け寄る。
「主!誰にやられましたか!異国の者か!」
「締め切りという敵です…」
長谷部の腕の中に倒れる。
もうボロボロだ。一体何徹したのだろうか。
「休みましょう。私があとはやっておきますので」
「うう…私もやります」
彼は器用だがトーン貼りは任せられない。
カッターを使わず、刀で切ろうとするのだ。
「そんな…じゃあ手伝いでどうですか」
「お手伝い…おねがいします。長谷部さんはベタ塗りを…」
「綺麗に塗りますね」
そう言い、手伝いを始めた。
それから三時間後
「主!」
「長谷部さん!」
「「終わりました!」」
叫ぶと同時に長谷部に倒れた。
気づけば寝息をたてている。
「主もたまには頑固者ですね」
微笑み頭を撫でた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
97 / 124