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過去
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あれは小学校3年生の時。
冬で雪がパラパラと降っていた。
俺と美弥と昌はいつも三人でいた。
三人で地味だけど楽しい毎日だった。
だが、そんな時悪夢が始まったのだ。
いつも通り三人で美弥の席に行き駄弁っていた。
するとクラスの中心核である楠がバカバカしいゲームを始めた。
くじ引きで名前を引かれた奴が一ヶ月間いじめを受けるという物だった。
だが、俺は知っている。
あの箱の中身は1人の名前しか入っていないことを。。。
あのゲームは楠が嫌いなやつを陥れるためのゲームだった。
そして一番目のターゲットは…
『坂井 美弥』
…美弥だった。
俺は必死の思いで楠に辞めるよう説得したがやめてくれなかった。
だが幸いなことに一回目と言うこともあり皆から無視されるくらいですんだ。
ま、俺は話しかけ続けたが。。。
何ヶ月か続けていくとある事に気づいた。
あの日から昌が楠側についた。
昌と美弥は両思いだったはず…
しかも家同士も仲が良く結婚の話も出ていたのに…
なぜあいつはあっちにいる?
俺は意を決して昌に詰め寄った。
なぜ美弥の側にいてやらないんだ。
そうしたらあいつは何て言ったと思う?
『…僕は……いじめられたくないから…向こうにいってる。だから…もう、俺の事忘れて…?』
あいつはそう言って楠側についたんだ。。。
どうして…どうしてなんだ…!昌…
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