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てか、俺は別に本名を侮辱されたかったわけじゃなくて…!
「お前何が目的だって聞きたいの?」
「…………!?」
こいつ…超能力でも使えるのか?
俺の心を読みやがった…
「…んーとねぇ。。。別に俺はさお前らがそのまま暮らしてくれても良いんだけどさ…命令なんだよねーある人の」
「…………ある人?」
「……律夜だよ」
「…………り、つや?」
聞いたことあるような…でもどこで?
『律様!どうぞくじ引きを!』
『律夜様!どうか僕を仲間に!』
…………楠?
でもあいつは女子じゃなかったか?
律夜って男の…
「…………律夜は男だよ。楠 律夜。昔は親の教育でわたくしって言ってたんやけど言いにくくて私って言ってたんだ。髪も肩まであったし服装もユニセックスなのが多かったけん女と思ったかもね」
…………けん、、は からってことか?
「…………で楠はなんて命令したの?」
どーせまたいじめてやるとかだろ?
「…ターゲットの中で記憶を失った奴らを救え。だよ」
「…………………え?」
「律夜は結構怖がりでね、自分の居場所がなくなるのが怖かったんだ。子役界でも女役しかまわってこないし芸名が律だけだから皆女だと間違えてるし…」
…………んー?ちょっと状況がわかんないかな?
え……ちょ、、は?
「で、この前北川に謝りに行ったんだけどまるで別人みたいで…昔の自信満々って感じがなくて逆に病んでる感があってさ…それで律夜が自分のせいだって…」
あの北川が!?
いつも格好つけて気取ってるウザい奴っていう印象だったんだけどな…
「それで律夜が全員に謝りに行くって張り切ってたんだけど…」
そこで辰巳は言葉を濁した。
ん?謝りに行くって張り切ってたんだろ?
なんで言葉を濁すんだ?
「もう一度北川のところへ最後にあってから半年後くらいに行ったんだけど…行く途中で事故って律夜の記憶が飛んだんだよね…」
……………………Ha?
「…………家をでて10歩目を踏み出したところだった。時間にして6秒かな。。。」
「……………………」
ドジっ子レベルじゃねぇ…!!
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