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電話
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『………………うん、そう。まあ、それは後々…ね?友達によろしく伝えといて。じゃ稽古だから…』
「うん、わかった。伝えとくよ。稽古頑張れよ!いつでも兄ちゃんのこと頼れよ!」
『………………うん。ありがと。。。バイバイ』
「おう!またな!」
プーッ プーッ プーッ
美弥との電話を切る。
その瞬間隣から質問の嵐が。。。
「今の美弥だよね!?なんて言ってた!?元気そうだった!?辛そうじゃなかった!?変な虫はついてなかった!?ねぇあのーー」
「っうるっせぇぇぇぇぇええ!そんな一気に答えられるか!!」
昌からの質問についキレてしまう。
でも仕方なくない?
急にあんなに質問攻めされたら誰でもイラつくでしょ?
「今から次のドラマの役作りの為に剣道の稽古だってさ!元気そうだったよ、疲れてたけど…。彼氏はいないってさ!今も昔もやっぱ好きなんだとよ。お前が…!」
「………剣道かぁ。大変だねぇ。」
「おい。真っ赤な顔して大事な部分無視すんじゃねぇよ!」
「だって!だってぇ…!!」
そう。今も昔もこいつらは両思いなんだ。
いつも自分より美弥を優先に考える昌。
いつも自分より昌を優先に考える美弥。
その2人がぶつかったときの逃げ道は大体俺。
何かあったら恋夏優先に考える!
が、こいつらのモットーだ。
人をなんだと思ってんだよ。。。
まぁそんなこんなで最近やっと素の自分を思い出した俺たちの日常。
これが日常。。。
今までが非日常。。。
なんだか…逆に感じるのは俺が美弥になりきりすぎていたからだろうか。。。
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