アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
モーニングコール
-
次の日も熱があって休んだ。
でも昨日ほど怠くは無かった。
まぁ早く学校行かなきゃいけないし今日も安静に寝るだけだよな…
そしてまた眠りについた。
ドンドンドンッ!!
ピンポンピンポンピンポンーッ!!
『恋夏先輩!!開けてください!!いるんですよね!!』
ドンドンドンッ
ピンポンピンポンピンポンーッ!!
『ちょっと話があるんです!!寝てるんですか!?起きてください!!』
………これがモーニングコールというやつだろうか。
それとも借金の取り立てだろうか。
俺はいつ金を借りたのだろうか。。。
まだ鳴り響くドアを叩く音とインターフォンの音と祐也の声に顔を顰めながら部屋の鍵を開ける。
頭に響くんだよね。。。
鍵を開けた瞬間祐也が転がり込んできた。
そう…字の通り…ずっ転けながら。。。
「…朝からどしたの?」
「……痛たたた…もう昼です。」
顔面から滑り込んだのだろう。
赤くなっている鼻を摩っている。
そして号泣している。
そんなに…痛かったのか…?
「…何があったのさ。」
「…!そう、大変なんです!!これ…今日机の中に入ってて…」
「……机?」
「…はい。心当たりもないし…なんか…『果たし状』って書いてるし…」
祐也の持ってた封筒には確かに果たし状、と書いていた。
今頃果たし状って…いつの時代だよ…
しかもわざわざ筆で…これ筆ペンじゃないな。ちゃんとした毛筆だ…
よく手が混んでるなぁ。
「…俺…何かした覚え無いんですけど…。まぁ昨日言った恋人ならあれですけど…学校であいつ以外に関わってるのはS棟の人達だけだし…」
「心当たりはないんだよね?」
「ないです。」
ふむ...全く分からん
てか昨日と話が変わりすぎっ!!
ついてけないんですけどー...?
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
105 / 114