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声の限り23
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二口が登校拒否してから3日後、俺たち4人のLINEグループに通知が来ていた。
見ると、二口からのLINEだった。
『俺明日、富江に話つけてくる』
短い文だったけど、二口のしたいことはわかった。
ピロリン。
『春高予選までに必ず茂庭さんを助ける』
また更新された。
『二口が危険だよ』
俺は思ったことをそのまま送った。
『福永の言う通りだ』
小原も俺に賛同してくれた。
『じゃあ、茂庭さんが壊れてくのを黙って見てろって?』
二口は本気らしい。
俺はいろいろ考えてLINEを返した。
『今日の放課後、二口の家で考えよう?』
これには全員が賛同した。
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