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僕は、混乱した。
なぜ?!なんで?!だって!だって、子供の頃から一緒にいて、ずっと友達で...ずっと...一緒にいるって...居ようって約束したじゃっん!なのに...どうして...
この言葉を、気持ちを、口に出すことはできなかった。
僕は、彼の前で無意識に泣いていた。彼の手を強く握って。僕は、ずっと泣いた。そして、口を開いた。
「約束っ...はっ?」
「は?約束?」
「うっうんっ...」
「知らないよ。約束ってなに?」
優は覚えていなかった。
僕はそれを聞いて涙を流した。 彼は不思議そうに僕を見ていた。そして尋ねた。
「ねぇ。何で泣いてるの?」
僕は、何も答えずにいた。
そして彼は、何かを思い出したように僕の肩にがしっと手を握った。
「約束ってもしかして、一緒に合コンにいくこと?!なら早く言ってよ!俺が忘れたからって泣くほどじゃないだろ!」
そんな彼の言ったことに僕はもっと悲しくなった。
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