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「え?でも・・怪我してるのに?」
竹刀を片手で持つことはできても1本を取るのは難しいと思う、だけど桜庭くんは違うと言った
「怪我が治ってそのリハビリにお前を練習台にするんだよ。防御くらいは出来れば上出来だ、それに・・・・興味あるんだろ?剣道?」
スポーツをしている人が怪我をしてレギュラーに復帰できるの多くは無い、殆どが怪我の間に身体が鈍ったりいつもと動きが違っていたりで道を踏み外す、という報道はたまに聞く
そこまで考えてもしかして桜庭くんは本当はオレが思っているより優しくて、今は怪我でちょっと荒れているだけなのかと思った
「ドリンクありがとな。練習に興味あるなら飯の後に道場に来い、防具は貸してやるから道着は着て来い」
籠を持つと桜庭くんはそう言って去って行った。結局荒れているのかどうか聞きそびれてしまった
オレもボトルを持って練習場に向かっていると光祐くんが走ってやってきた
「よかった!見つかったよ」
「どうしたの光祐くん?練習してるんじゃ?」
ボクシング部は後5分で練習再開だ、そのあとは性奉仕だけど
野球部はさっき休憩になってもうすぐ5時だからとオレを探していたらしい、疲れているのに走ってオレを探してくれるなんて喜べばいいのか呆れればいいのか微妙だった
「このあと・・・・その・・奉仕するんだろ?だから落ち込んでいるんじゃないかと思って」
「っ!・・ありがと、光祐くんに会えたから少し元気でたよ」
「おまっ・・そういうのは恋人とかに言えよ、野郎のオレに言ったってときめかねぇぞ!」
確かにその通りだと思う、さっきのオレの言葉は女の人が言う言葉だ。でもあながち意味は間違ってもいない、これからオレはボクシングの人たちに女みたいに犯されるのだから。それ以前に第3世代だし
「負けるなよ、悠士!」
「っ!・・・・うん!!」
そういえば紙の最後に名前で呼ぶとか書いていたのを思い出した。ただ名前で呼ばれるだけでこんなに嬉しいなんて生まれて初めてだった
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