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入学式 11
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体育館へ移動した後、入学式が始まり、順調にすすんでいた。
そして、どこの学校も同じであろう、長い長い校長先生の話も終盤に差し掛かってきている。
と、いう雰囲気を醸し出した話しがかれこれ10分続いており、寝始める生徒も出てきた。
「以上で校長のあいさつといたします。」
で、この人の話が終わったのはそれからさらに10分たった後。
つまり、トータルで20分も話をしていた。
俺たちになにをそんなに期待しているのかがわからない。
「新入生代表あいさつ。」
そんなことを考えていたら、俺の出番だ。
ゆっくりと壇上へ登る。
そして、顔を上げた瞬間…
--キャーーーーーー!!!!!
黄色い悲鳴がどこかしこから聞こえてきた。
こうなることは全く予想していなかった俺。
今の悲鳴で起きたやつらもいる。
中には椅子から落ちたやつらも…。
その中でも俺の目に入ってきたのは、満面の笑みを向けている楓と、何かを考えているらしい遼、そして茫然と俺の姿を見つめている、劉の姿だった。
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