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「んんっ…… ぐぅっ!」
首に巻かれた縄を外して貰うことは叶わなかったが、枝から降ろされた長い縄は、未玖の体へと巻き付いている。首から背中へ落とされたそれは、背中で腕をひとまとめにして、そのまま体の前へ回され胸の上下を通っていた。
さらに、余った部分は下へと降ろされ、両方の足の腿と足首をひとまとめにして縛っている。
砂の上、仰向けにされた未玖の姿を、カエルみたいだとあざ笑いながら、圭と舎弟は執拗なまでにその体へと愛撫を施した。
ボコボコにされてしまうことしか頭の中になかったから、最初はパニック状態だったが、縄によってくびり出された乳首を指で捏ねられたり、萎えたペニスを擦られたりしているうちに、体の強張りが徐々にとけ、体が熱を帯びてくる。
元々、快楽に弱い性質なのだ。
だから、圭と付き合いだしてからも、女性の誘いを断れず、それがバレると、
「ただの性欲処理だから、男は圭だけだ」
などと言い訳をして、うまく宥めたつもりでいた。
実際にそうだったのだ。男を好きになったのは、圭が最初で最後だと思う。
彼がヤクザの若頭で、残酷なことも平気ですると頭では分かっていても、二人で居るときは無口で奥手な大人の男だと思っていた。
―― それに、どうしていいか分からなかった。
持ち前の懐っこさを生かし、彼と恋人になれたはいいが、その先のことはあまり考えていなかったから、セックスしそうな雰囲気になると、あえてそこから逃げていた。
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