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今日はなんか変だ
朝の頭痛からずっと頭がズキンッズキンッと痛みが走る
「っ!…ぅゔ」
相澤さんのことを考えると痛みが走る
「ぃゃ…」
「蓮?…顔色悪いぞ?どうした?」
と手を触られる
ゾワッ
「っ!…嫌だ…」
ゾワゾワする、欲してるような、拒んでるようなよくわからない感覚
「気持ち…悪い…頭…痛いっ……痛いっ」
ズキンッズキンッと痛みが走って訳が分からず涙が出た
「蓮…落ち着け、…横になろうな」
とふわっと抱きかかえられソファに寝かせられた
相澤さんの体が離れ、相澤さんは水を取りに行こうと立ち上がった
「ヤダ…離れていかないで」
と手を握る
「わかった…」
ずっとそばにいてもらって
痛みが走るが落ち着きはした
「俺が離れると寂しいか?」
『寂しい』?
何だそれ?知らない…
「俺がいなくなるのを不安に思ったり、嫌だと思うこと」
「…俺相澤さんが居なくなるのヤダ」
「でも、相澤さんのことを考えると頭痛くなる」
「…」
「記憶のことを考えても痛い」
「…そうか、蓮は記憶を戻したいって思うか?」
「…うん、何でこうなったのか知りたい…俺のこともだけど相澤さんのことも」
またズキンッと痛みが走った
「っあ"っ!」
「思い出したい気持ちと本能的に拒んでるのでこの頭痛があるのかもな」
と相澤さんは少し傷ついた顔をした
その顔を見ると頭ではなく心臓がズキンッと痛みが走った
「そんな傷ついた顔…しないで」
俺は相澤さんの顔に腕を伸ばした
「…」
頬を撫でながら
「俺、思い出すから…だから、そんな顔しないで」
「蓮は変わらず優しいな…」
と柔らかい表情で微笑むから心臓がドッドっと音を立てた
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