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なんとか気持ちを落ち着かせリビングに行くと、リビングは電気が消えて真っ暗な状態になって居た
玄関に行くと靴が俺の分しか無かった
「ふっ…ぅぅっ…」
また涙が出てきた
すると俺の電話が鳴った
「っ…ぅっ…はい、」
涙を堪えながら電話に出た
『あれあれ?蓮くん泣いてるの?』
この声は如月さんだ
「如月さん?何で俺の電話…」
『蓮くん、電話の相手見てから出ようね…あと、携帯預かった時に電話番号とアドレス勝手に入力しておいた』
「そうだったんですか…」
『それより、若頭と何かあったのかな?』
ニヤついた声が聞こえた
「龍哉さんから嫌われてしまいました」
『へぇー、そりゃまた何で?』
「龍哉さんに、蛍を護衛から外すって言われて…なんとかやめてもらうように言ったら…」
思い出してまた涙が溢れる
『あー、なるほどね』
「それより、…用事はなんですか?」
『いや、そろそろ蓮くんひとりになるかなって思って』
「どういうことですか?」
『何となくだけど…若頭が情報を聞きに俺の所に来るのかな?って思ってね…《カランカランッ》あ、来たわ…じゃ、切るね』
ブチッと切られた電話で部屋が静かだということ再確認した
龍哉さんは如月さんのところへ行ったのか
周りを見渡すと広い部屋に俺ひとりで寂しくなった
俺は取り敢えず制服から着替えリビングで龍哉さんの帰りを待った
が、結局その日は帰ってこなかった
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