アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
8夜
-
「へぇ……帰る、ねぇ……」
「ひっ! や、やめて! 離せ! 」
一層腕を強く掴まれると、男は踵を返し物凄い強さで満の腕を引っ張った。
本殿の襖を乱暴に開け放つと、そこへ放り投げる。
もう、自分に起こっている事がなんなのか理解出来ず、遂に涙を流した。
「お願い……します……帰し……」
「黙れ。帰りたい帰りたいって、満はそれしか言えないの? これから満の家はここなのに? ねえ」
「嫌だ! やっ! ぐあっ!」
男は倒れていた満にのしかかり、首を両手で締め上げた。
「聞き分けのない子にはお仕置きが必要だよね」
「がぁっ! ひっ! はな……ぁじでぇっ」
息が出来ず満は顔を真っ赤にして暴れ狂った。
死ぬ! 死んでしまう!本気でそう思ったその時
「げほっ! ゴホッ……うぇ! 」
男の手が離される。
一気に酸素が入ってきて、満は噎せ返った。
男はほくそ笑むと、耳まで流れた満の涙をいやらしく舐めとる。
そして、艶やかに囁いた。
「満……私の名前を読んで。満月(ミツキ)と」
「けほっ……嫌、だ」
「呼べ」
「嫌だ!! 」
男は自分を満月と言った。
しかし、満は頑なにして満月の名前を呼ぼうとはしない。
「何故呼ばない? 今私の名前を呼べば、私と一生結ばれるのに」
「そ、んな……! 絶対に嫌だっ! 」
冗談じゃない!こんな男と一生結ばれるならば、死んだ方がマシだと満はキッと満月を睨んだ。
満月はそんな満を恨めしく見詰めた。しかし、すぐにニタリと深く笑む。
「力づくでも呼ばせてあげる」
そう言った満月は、あろう事か満の着ていた服を破り捨てた。
「嫌っ……ん! 」
ギョッとして、今度こそと抵抗しようとした両手を簡単に畳に縫い付けられ、満月の唇が満のと重なる。
間髪入れず、舌が侵入してきた。
「んあっ……ふ、んっ、やめっ……ぁ」
満月の舌が巧みに蠢き、満の上顎をなぞり、舌を絡め取られる。どちらとも言えない涎が満の首筋を流れた。
「ん……は……あぁっ! ひっ! 」
ついに身体に力が入らなくなった満は突然、無防備だった胸の突起を摘まれ、ビクリと身体を跳ねさせた。
「いたっぁ! やっ、んぅ……ぃあ…」
片方の乳首を痛いくらいに抓られ、相も変わらず口内は舌によって蹂躙される。
目の前には、ほくそ笑む満月の顔があった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
8 / 24