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「足元、気をつけてね」
扉が開くと、電車を降りた
「さっきみたいにここに切符入れて?そしたらもう出てこないよ」
「わかった」
切符はここで役目を果たし終え、この機械に吸い込まれたらもう出てこないらしい
なんとなく、初めて鈴と買った切符を手放すのはもったいない気がするけれど、そうも言ってられないので入った時と同様に切符を機会に入れて改札を出た
「まずはー、こっち!」
手を引かれてそのままついていく
道を歩いていて不意に思い出した。
俺は今日、わがままを言おうと思って電車と動物園の提案をしたんだった
行かないとか面倒くさいって呆れられると思っていたけれど、実際は「俺も行きたい!」って笑ってくれた
どこまでしたら怒るのか、呆れられるのか。
それがまだ全く分からない
今からカフェに行くと鈴は言っていた
とりあえず、カフェで何かわがままを言ってみよう
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