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「……ッン、……あ、……」
「凛くん、好きっ。好きっ! いつも怒ってるみたいにすんごく目つき悪いのに、実はやさしいギャップが大好きっ!」
わけわかんねぇ。
尻をガシ揉みしながら告白するって意味不明すぎるだろ。
「ぼくよりずっとずっと背が高くて、だから、いつも目が合うと見下されてるみたいで……でも、凛くんに見下されるの好きっ!」
頭おかしいんじゃねぇか、コイツ。
「あとね、チャラい人たちといるのに、凛くんだけはピアスもしてないし、髪の色も変えてなくて、そんな硬派なところも好きっ!」
絶対におかしい。
嘆きたくても叫べないもどかしさが喉元で絡み、しびれていく。
「……っふ、ん、あァ」
いや、なによりおかしいのは、彼の指がペン先をつつくたびに生まれる感覚だ。
痛い──はずなのに、なにか違う。
腹のあたりがむずむずして、くすぐったくて、もどかしい。
「凛くん?」
「……はっ、う……」
「もしかして気持ちいい?」
「はッ──!!!?」
その“なにか”の正体が快感だと気づかされ、ゾッとした。
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