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「んっ……んぁ……」
昨夜の激しさが体のいたるところに残っていた。身をよじるとギシギシとしなって、痛む。
「りん……ひゅん、んっ、ん」
こっちはまだ寝ぼけているというのに、鶴見のほうは一方的にヒートアップして口の周りをべろべろ舐めてくるものだからむしょうに腹が立った。
反抗のつもりで薄っぺらの背中を叩いてみると、素肌ではない柔らかな弾力。
「遅刻しちゃうよっ、凛くん!」
遅刻。その忌まわしい響きで眠りの世界から一発で引き戻された。
ハッとして、目を開く。
「凛くん! おはよー!」
大きなおにぎりを二つ握りしめて微笑んでいる鶴見は、制服姿だった。
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