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「なぁ。お前のベッドってサイズどんぐらい?」
「は?ダブルだけど…それが何だよ」
「ダブルか……悪くねぇな。うん、悪くない」
何が悪くないのか意味不明だ。
俺のベッドがキングだろうがシングルだろうが獅子原には一切関係ない。
これを食べ終わったら即サヨナラ。もう学校以外じゃ関わる事なんて無いんだから。
「決めた。俺が朝と夜お前の飯作ってやるよ。だからお前は俺と一緒に寝ろ」
「………は?」
「俺が頼んだベッド届くの2週間後なんだよ。その間、俺どこで寝るかってなるだろ?」
「………………は?」
「ソファじゃ疲れとれねぇし、布団買うの勿体無いしな。
お前と俺ならダブルもあれば十分だろ」
その台詞に考えるよりも先に言葉が出た。
「バカじゃねぇの?!誰がお前なんかと寝るか!」
「だからお前って言うなって何回言わせるんだよ」
「そこじゃねぇわ!そんな提案拒否だ拒否!」
すると獅子原はさっき浮かべたよりも更に嫌らしく、かつ凶暴に笑う。
まるで肉食獣のような獰猛な笑みで。
「さっき冷蔵庫見たらさぁ……なんでかビールがたっくさん入ってたんだよなぁ。
なんでかなぁ?なーんで1人暮らしの兎丸君の家にビールなんてあるんだろうなぁ?」
「それは…………兄貴が泊まりに来た時に」
「へぇ? コップも箸も無い家に大量のビールは置くんだ?
手洗い場かりた時歯ブラシ1本しか無かったけど?」
ヤバい。理由が思いつかねぇ……。
「俺こんなんでも一応はお前の担任だしなぁ?黙ってるのはマズいよなぁ。どうするかなぁ?」
「…………この性悪野郎」
「2週間ちょっと我慢するだけで平和な学園生活と美味い飯付いてくるけど……どうする?
俺は優しい先生だからお前に決めさせてやるよ」
こうして俺と悪魔の地獄の半同居が始まった。
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