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「は?!」
「え、本当に信じたのか?お前と一緒に中華食いに行った時も頼んでなかっただろ」
…確かに。
今までリカちゃんとは色々外食したが麻婆豆腐を頼んでいた記憶は無い。
「なんでそんな嘘吐く必要あんだよ」
リカちゃんの意図する意味がわからず、理解不能な俺を見てスカした顔で言う。
「だって『好きなもの入れましたー!』とか言って弁当でも作って来られてみろよ……面倒くせぇだろ。その点、麻婆豆腐なら弁当に入れにくいし安全かなーと思って」
「そんな理由で?!」
「そんな理由じゃねぇよ。なんで他人の、しかも素人の手作りとか食わなきゃなんねぇの?無理無理」
…忘れてた。この人軽い潔癖症だった。
「そもそも俺は自分より下手なヤツの手料理とか頼まれても食わねぇよ」
その上、俺様だった。
呆気にとられる俺に近づいてきたリカちゃんが、ベッドに腰掛ける。
そして俺の手を握り、絡めた指に口付けた。
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