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西島はアイスなど食料品を手に公園で立ち止まる。
碧が住んでいるアパートを見つめて、
治ったら一人の部屋へ帰さなければならない事を考えた。
寂しくて甘えているのに?
それに、あんなに危なかっしい子を1人に?
碧は女の子みたいに可愛いし、変質者に付け狙われたら?
そうだ、佐々木、
あいつが1人暮らしの部屋に入り込んだら危険すぎる!
ど、どうしよう!
西島は妄想しながら真剣に悩んだ。
******
「部長」
部屋に戻ると碧が起きていた。
もちろん嘘寝だと西島は知らない。
「あ、アイス……食べるか?」
西島は碧の前にアイスを出してみる。
食べてくれるかな?
体調不良だし、嫌いだったら?なんて沢山考えてしまった。
「いいんですか!ありがとうございます。僕、アイス好きなんです」
目をキラキラさせてアイスを見つめる碧。
か、
可愛い………
小さい子供みたいな笑顔で喜んでくれている。
買って良かった!
神林に感謝!
西島も釣られて笑顔になる。
アイスとスプーンを渡すと、碧は美味しそうに食べ始めた。
「美味しいか?」
顔を見れば分かるけど、西島はそう聞いてみた。
「はい。美味しいです」
にぱあ~とそれはそれは可愛らしく微笑む碧。
そっかあ、美味しいのかあ。
「また、買ってくるよ」
西島は碧の頭をポンポンと軽く叩いた。
ひゃああああーっ、
碧は叫びそうになるのをこらえた!
頭ポンポンって、
それに部長の笑顔可愛い!
どうしよう!部長が可愛すぎる!
碧は一気にテンションをあげた。
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