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おやすみ
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先生に抱きしめられて、
その温かさに
張り詰めていた糸が切れた。
「先生!どうしてこんな事しなきゃいけないの?」
あれだけの測定のあとで、
どれくらい時間が経ったのかわからなかったけど、
僕は先生にしがみついて、思い切っきり泣け叫んだ。
「苦しいよね、辛いよね……心臓が止まるその瞬間までイかされ続けて……」
あぁ……そうなんだ。
やっぱり、僕の心臓、止まったんだ。
だったら……
「だったら……お願い、もう……死なせて」
もうこの言葉を発する頃には
僕の意識が段々と薄れていく。
あぁ……本当にこのまま死ねたらいいのに……
ベッドに身体が沈む。
もう僕の瞼は完全に閉じられていて
深い眠りが僕を包み込み。
先生が僕の頭を撫ででいる気がした。
「…………アセナ、おやすみ」
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