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臆病な社会人たち。 2
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「...ボクもうダメかも」
「珍しいですね、
先輩がそんなこと言うだなんて」
上江は眼鏡をかけ直す。
言葉とは裏腹に表情は全く変わらない。
「まあそれはどうでもいいんで、
チェックお願いしてもいいですか」
「本当容赦無いねカミエちゃん...」
上江から渡された書類がずしりと腕に圧をかけてきて、ため息がこぼれてしまう。
「.....カミエちゃんはさあ最近恋してる?」
彼の性格を現した几帳面な書類に目を通しながら何気なく聞いてみた。
ふざけないでください、と氷のような瞳で見下ろされるだろうが。
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