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幸せ
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「ふっ…ん、ぅ…」
漏れそうになる声を小日向の肩に顔を埋めて必死に抑える。
上は汚れたら後々まずいからとお互い脱いだため、少し汗ばんだ小日向の肌が熱い。
小日向のと俺のを一緒に持つ俺の手は早々に添えられるだけになって、その上から小日向の手が上下に動いていた。
あぁまじでやばい…エッチも気持ちいいけどこれも気持ちいい。
てか、それよりもこの体勢だと…。
「っ…はっ…」
俺の耳の近くに小日向の顔があって、時折小日向の吐息が聞こえてくる。
それがすごくエロくてなんかこう身体の内側から熱くなってくるような。
たまに俺の声聞きたいとか言ってくるけど、正直理解できなかったつうか、男のそういうの聞いても気持ちわりーだけじゃん!て思ってた。
でも今ならその気持ち分かるっつうか、俺も小日向の声聞きてーなぁ…。
「柏木」
「ん…?」
「さっき、何考えてた?俺の事考えてたって言ったろ」
「んっ、と…俺男なのに、こんなんされてどうなんだろうとか…」
「嫌か…?」
「嫌とかっ、じゃなくて、気持ちいいもんはしょうがないというか…あっ!」
手の動きが早くなって慌てて小日向の肩口に顔を埋めた。
男だからどうとかもうそんなことどうでもよくなるくらい、ただ快楽だけが頭の中を支配していく。
「それ、俺だからとかだったら嬉しいな…」
「ん!ぁっ、当たり、前だろっ…!小日向以外とかっ、考えらんないし…!」
「あぁもうほんと…!」
熱っぽいため息が聞こえたと思ったらぐっと頭を引き寄せられ乱暴な口づけをされた。
すぐに侵入してきた舌は俺の舌を絡みとり、貪るように口内を犯していく。
「んぁ、はっ…ん、んっ!」
お互いの性器がグチュグチュと音を立てて擦れる音とか、深い口付けの間で漏れる吐息とか、そういうの全部が頭の中に流れ込んでくるような。
うまく思考が働かない頭はただ気持ちいいという事と、たまらなく小日向が好きだという事、そして。
あぁ…今、すげぇ幸せだ。
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